モツゴ
モツゴの特徴
西日本を中心に日本全に生息。また、朝鮮半島やヨーロッパ、アジア各地でも生息が確認されている。近縁種との雑交が多く、本来のモツゴの減少が問題視されている。また、ブラックバスやブルーギルに捕食され、絶滅が危惧されている水域がある。雑食性で藻類や底生動物などを食べるが、中でもアカムシなどの水中生物やプランクトンを好んで捕食する。寿命は約3年。繁殖期は4~8月で、この期間はオスは婚姻色の黒っぽい色に変わる。食用魚として流通することはないが、釣りなどで釣り上げられた際にはよく唐揚げなどにして食べられる。
モツゴ(持子、脂魚、学名:Pseudorasbora parva)は、コイ目コイ科モツゴ属の淡水魚の一種である。日本、中国を含む東アジアに分布し、都市周辺部においてもよく見られる。関東地方では、受け口の頭部形状に由来するクチボソ(口細)の別名でも知られる。関西地方ではムギツクをクチボソということがあり、新潟県などではマガレイを指すなど、カレイ科の魚を指す地方もある。他の地方名として、ヤナギモロコ(岐阜)、イシモロコ(滋賀)、ヤナギハヤ(群馬)などもある。湖沼や河川下流域、用水路、ため池、水田など幅広い淡水域に生息し、水草が豊富で流れの緩やかな浅底部に群れて生活する。泥底を好むが砂利やコンクリートにも適応する。天敵は人間の他にもサギやカイツブリなどの水鳥、ブラックバスやブルーギルなどの肉食魚がいる。1年で成魚となり、寿命は3年ほどである。
モツゴの見た目の特徴・見分け方
体色は銀白色で、体側線に明瞭な黒帯が1本入っているのが特徴である。この黒帯が成長に従って薄れていく個体もいる。タモロコやホンモロコに似るが、これらの魚は体色が白で、体側に線もあるが、伸び方が異なっている。また、モツゴには口ひげがないのに加え、おちょぼ口であるため、これらの点から見分けることも可能である。産卵期の雄は体が黒くなり、黒帯が見えなくなる。全長は8cm程度だが、飼育下では大型化するモツゴもいる。
モツゴの食べ方・食味レビュー
佃煮用の魚として古くから利用されてきた魚で、程よい苦味が癖になり、人気がある。主に唐揚げにして食されるが、天ぷらにしても身がふっくらしていて美味しい。焼き物にするなら醤油焼きがおすすめ。皮目に香ばしさがあり、腸の苦味がお酒によく合う。淡水魚のため寄生虫がいる可能性があるので、生食べるのは避けたほうがよい。
モツゴのレシピ動画
- モツゴの南蛮漬け
モツゴの生態域・分布
モツゴの釣り方
モツゴの釣り場
モツゴの動画
Instagramでのモツゴの投稿
Twitterでのモツゴの投稿
婚姻色みを感じるモツゴ pic.twitter.com/9G0BT0iQHg
— 小宮 春平(福岡県生物多様性アドバイザー) (@ariake538) June 4, 2019
お魚クイズ❗
— へんな魚おじさん (@_Sakana_Ojisan) February 7, 2020
はっとりくんからの出題です❗@hattori95
この魚なーんだ? pic.twitter.com/EiIxSHlS6d
モツゴです
— ハゼ(カワアナゴ) (@hazenotabi) February 13, 2020
目だけだと結構オイカワも似てますね pic.twitter.com/VXuDFZos7e