カミナリイカ
カミナリイカの特徴
主に千葉県の房総半島以南の太平洋側に分布しており、通常は水深60m~100m程度の砂泥底で生息している。小さい魚、甲殻類、軟体動物などを捕食している。カミナリイカは、胴にある眼状紋が特徴的であることから「モンゴウイカ」という呼び名で知られている。産卵期は春頃から夏の初めにかけてで、沈木や海藻に房状の卵を産みつける。卵は2ヶ月程度で孵化し、内湾で成長した後、沖合の深みへ移る。春には再び浅場へ移動を行い、産卵する。寿命は他のイカと同様に1年である。カミナリイカは主に深さのある砂地底の岸壁や堤防などで釣ることができる。春や秋は狙いめのシーズンで、釣り場によっては真冬でも釣ることができる。また、時間帯は明るい日中ではなく、夕まづめがおすすめ。その時間はカミナリイカの活性も上がるのでより釣れやすい。主に西日本で獲れ、価格も安定しているが高値ではない。
カミナリイカの見た目の特徴・見分け方
コウイカ科の中では大型種で、大きいものだと、外套長が40㎝以上、体重は5㎏まで達する。一般的には外套長が20~30㎝程度のものが多い。長い触腕を2本と触手を8本持ち、触腕には1本の足につき200個以上の吸盤がある。胴内にある甲羅の先端にはスミイカ同様の鋭い棘があるため、甲羅を外す際には注意が必要である。体色は背側(甲羅のある方)が茶褐色で、所々に小さな青緑の横縞と、コーヒー豆のような形の斑紋が散らばっている。また、外套全体にわたってあるエンペラ(耳の部分)と外套膜の境目には青緑の縁取り線が入っている。お腹側は他のイカ類と同様に白っぽく目立つような模様はない。成長した雄は外套の背面に多くの横縞と側に眼状紋をもつが、メスはぼんやりとしていて全体的に茶褐色に見える個体が多い。雌や小型のカミナリイカは眼状紋が不明瞭な点において、スミイカと類似しており見分けるのが難しいが、スミイカの外套膜の縁取り線は白色であることから見分けることができる。
カミナリイカの食べ方・食味レビュー
味覚の旬は冬場とされているが、季節をとわずおいしく食べることができる。カミナリイカの身は非常に分厚く、歯ごたえもあり、コウイカと同様甘みが強く美味しい。釣ったばかりの新鮮なものを刺し身や寿司ダネにすると絶品である。ただ、身には厚みがあり、やや硬いので包丁目を入れて切ることをお勧めする。カミナリイカは墨をたくさん持っているので、こちらもパスタやリゾット、墨和えなどで有効に使うことができる。その他にも、から揚げやフライ、炒め物、煮物などにしてもおいしく食べられる。身だけではなく、足もやや太く硬いので、煮物にする場合は、じっくりと煮付けた方が柔らかくなり、美味しい。鮮度がいいカミナリイカは背側の紋様がはっきりと鮮やかに表れており、鮮度が落ちているものは、紋様がぼやけているので注意が必要。
カミナリイカのレシピ動画
- カミナリイカの塩辛
- カミナリイカのお刺身
カミナリイカの生態域・分布
南日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海
カミナリイカの釣り方
釣り船・防波堤・筏・カセ・ボート・エギング
カミナリイカの釣り場
内湾・砂地
カミナリイカの動画
Instagramでのカミナリイカの投稿
Twitterでのカミナリイカの投稿
おはよう♡ 今日は初釣りだよ! 何か釣れますように。 イカ墨書き初めシリーズパート3はイカそのもの。 初めて釣ったカミナリイカを書いたよ。この子のおかげで書けた。釣れてくれてありがとう♡ pic.twitter.com/FlwnY8zTuE
— みっちぃ(石崎理絵) (@michiimichi) January 2, 2015
突然誘われて釣りに来た。
— Hijinoki Hiroo (@Hijinoki) December 6, 2013
カミナリイカ一匹釣ってわたしは撤退、まじ寒い。これ絶対1℃くらいしかねーよ。 pic.twitter.com/ObUKGTTVN2
アオリかと思ったらまさかのカミナリイカ!
— DECO (@decodecochibita) September 28, 2018
めっちゃ重くて、デカいアオリかとほくそ笑んでたらビミョーな結果┐(´∀`)┌ヤレヤレ
尾道 向島 立花 釣りが浜 pic.twitter.com/DCeGDXW9Y0