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アイゴ 刺毒 中毒 粘液毒

海水

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アイゴ(藍子)

スズキの仲間

別名: アイゴ・アイ・バリ・バリコ
科目: スズキ目アイゴ科

アイゴの特徴

下北半島以南、琉球列島の岩礁域や珊瑚礁域、藻場にすむ。磯釣りではおなじみの刺毒魚で、背ビレ、臀ビレ、腹ビレの棘に毒腺を持つが食べられる。口は小さく、主に小型の底生動物や藻類をかじりとるようにして食べるが、甲殻類や多毛類も食べる。オキアミをエサのフカセ釣り等にも掛かってくるが、西日本には小さく丸めた酒粕や味噌団子などをエサにアイゴを専門に狙う釣りがある。成魚のサイズは25~45cmで春と秋はアイゴ釣りが盛んなシーズンといえる。サンゴなどに寄りかかったり岩に潜り込んだりして眠る習性がある。沖縄、西日本では調理され食されるが、東日本でアイゴが食されることはほとんどない。

Wikipedia

アイゴ(藍子[1]、阿乙呉[1]、学名:Siganus fuscescens)とはスズキ目・アイゴ科に分類される魚の一種である。西太平洋の暖海域に生息する沿岸性の海水魚である。 成魚は全長30cmほどで、体は木の葉のように左右に平たい。体色は緑褐色の地に褐色の横縞が数本あり全身に白っぽい斑点があるが、この斑点は環境や刺激によって素早く変化する。口は小さいが唇は厚い。皮膚は比較的厚く丈夫である。 背鰭・腹鰭・臀鰭の棘条は太く鋭く発達していて、それぞれに毒腺を備える。この棘に刺されると毒が注入され、数時間-数週間ほど痛む。刺された場合は40-60℃ほどの湯に患部を入れると、毒素のタンパク質が不活性化するので痛みを軽減させることができる。冬場は肌寒いこともあり痛みが和らぎにくい。アイゴが死んでも棘の毒は消えないので、漁獲したら刺されないようはさみなどでとげを切断しておくのが望ましい。 産卵期は7-8月で、付着性卵を産む。1-2日のうちに全長2.1-2.6mmの稚魚が孵化する。稚魚はプランクトンを捕食しながら浮遊生活を送るが全長3cm程度まで成長すると沿岸域に大群で集まり、海藻を食べるようになる。夏から秋にかけては、港などで餌を漁る全長数-10cm程度の若魚の群れが見られることもある。

アイゴの見た目の特徴・見分け方

体は葉っぱのような形をしており、平たく側扁し体高は高い。黄褐色~茶褐色の地肌に白色斑が散らばるが、体色や紋様は変異が大きい。周囲からうける刺激によって老成魚からは斑点が消え、一様に褐色の体色となるものが多いが個体差が大きい。成魚のアイゴの大きさは一般的には20~40cm程度だが、大きいものになると50cmほどになるものもある。アイゴの皮膚は頑丈で、口が小さく唇が厚いのが特徴。

アイゴの毒・危険な部位

  • 刺毒
  • 中毒
  • 粘液毒
  • 危険!

背ビレ、臀ビレ、腹ビレの棘に毒腺を持ち刺されると非常に痛む。しびれや麻痺、関節痛が起こる例も報告されている。死んでも毒性が消えない点でも注意が必要である。もしも刺された場合は、タンパク質が不安定な毒であるので、毒抜きをしたあと、幹部をお湯に浸しておくと毒素が反応しにくくなるので痛みが和らぐ。

アイゴの食べ方・食味レビュー

  • 星印
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  • 星印
  • 星無し
  • 星無し

臭みがあるので嫌われることが多いが、産地ではおおむね高評価。磯臭さの原因は内臓にあるので、内臓を傷つけずに下処理を済ませ、しっかりと水洗いしてから調理することが大切である。皮をつけたまま加熱すると臭みが目立つので皮はそいで調理することも大切。また地方によって小型のものほど喜ばれる。刺身、煮付け、塩焼きほか開いて一夜干しも美味しい。刺し身は匂いからは想像できないほど淡白で上品な味わいである。調理するときは、手袋などを浸けた手で毒針を事前にハサミで取り除いてから調理するようにする。

アイゴのレシピ動画

アイゴのマース煮(塩煮)
アイゴのお刺身

アイゴの生態域・分布

南日本・北日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海 ・琉球列島

アイゴの釣種

釣り船・磯・防波堤・海釣り公園・筏・カセ

アイゴの釣場

内湾・岩礁・防波堤

アイゴの動画

Twitterでのアイゴの投稿

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