アカアマダイ
アカアマダイの特徴
本州中部以南~南シナ海あたりに分布しており、水深20~160mあたりの砂泥底に巣穴を掘って棲む。巣穴自体は単独で作るが、集団で周辺一帯に固まって生息しており、泳ぎ回る際も、行動の範囲は海底から2mの範囲までと言われている。小さな甲殻類や多毛類などを捕食している。国内の沿岸でとれるアマダイ3種(シロアマダイ、キアマダイ、アカアマダイ)のなかでもっとも漁獲量が比較的多い。高価なアカアマダイは魚類中最上級の値段となる。京都で「グジ」と呼ばれることで有名であり、京料理に必要とされている食材である。 産卵期は秋から冬にかけて。
アマダイ(甘鯛、尼鯛)は、スズキ目キツネアマダイ科アマダイ属 Branchiostegus に分類される魚の総称。おもにインド太平洋の大陸棚を中心に生息する底生肉食魚である。日本では南日本近海で5種が見られ、このうちアカアマダイ、シロアマダイ、キアマダイの3種が重要な食用種となっている。日本での地方名はオキツダイ(静岡)、グジ(京都・舞鶴・大阪[1])、クズナ(大阪・福岡・壱岐)、コビリ、コビル(山陰地方)、スナゴ(愛媛)等がある[2]。種類によっては鞍状斑・帯模様・黒点等が出現し、同定のポイントになる。各鰭はどれも小さめで、棘条もそれほど強靭ではない。背鰭は基底が長い長方形で背中の殆どに亘る。尾鰭は截形だが種類によっては後方中央が僅かに突出し凧形に近くなる。顎には小さな歯がある。なお、アメリカのFDAは、有機水銀が蓄積されている可能性が高いとして2003年に妊婦や授乳中の女性および子供はアマダイ(tilefish)を摂取しないよう勧告を行っている
アカアマダイの見た目の特徴・見分け方
体は細長く平たい。頭部はアマダイ属特有のデコから目を角にして角ばった形をしている。アカアマダイの体色はピンク色で腹は白く、目の下はややオレンジ色で、眼の後ろに三角形の銀白色斑があるのが特徴的。側面中央部分に赤もしくは赤黄色の横縞が散らばっている。1歳で16~19cm、2歳で22~23cm、3歳で25~26cm、4歳で30cmほどの大きさに成長する。雄の方が大きく成長する傾向があり、最大60cm弱、メスは大きくても40cm程の大きさにしかならない。
アカアマダイの食べ方・食味レビュー
旬は秋から春。市場に多く出回る盛期は8月から12月にかけてで、1月や2月はあまり市場では見かけない。アカアマダイは柔らかい白身で甘みが強く上品な味が特徴の高級魚だが、品質の劣化が早い。身が柔らかいため、刺身にするならコブ締めがおすすめ。焼き物や蒸し物にしても美味しい。小さいものよりも大きいアカアマダイの方が美味しいと言われる。「ひとしおグジ」の若狭焼き、京の西京漬けは有名なアカアマダイの料理である。肉はやや水っぽく崩れやすいので、水分を抜いて調理をする、味噌漬けや干物にすると、甘みのある独特の香ばしさを放ち美味しい。
アカアマダイのレシピ動画
- アカアマダイのさばき方
- アカアマダイの松笠揚げの作り方
アカアマダイの生態域・分布
南日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海 ・琉球列島
アカアマダイの釣り方
釣り船・投げ・ボート
アカアマダイの釣り場
沖合・内湾・砂地
アカアマダイの動画
Instagramでのアカアマダイの投稿
Twitterでのアカアマダイの投稿
葛西臨海水族園にアカアマダイ登場! 東京ズーネット記事☞https://t.co/GReDSgzAYm pic.twitter.com/SSoIPceqek
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) June 15, 2016
アカアマダイ綺麗✨
— 西野 勇馬/Yuuma Nishino (@nanukazame1) January 16, 2020
(12日に釣り上げた個体) pic.twitter.com/QoQgD58Uxj
京都では、グジとも呼ばれるアカアマダイ。鮮やかなピンク色の体色がきれいです。 pic.twitter.com/ckbDgTIRzZ
— 京都水族館【公式】 (@Kyoto_Aquarium) August 30, 2017