クロソイ
クロソイの特徴
日本各地の浅海に棲む。魚礁や沈船によくつき、主に船からエビやイワシをエサに胴突き釣りで狙うが、防波堤周りでも釣ることができる。幼魚のうちは防波堤周辺でよく目にされるが、成魚になると水深30mほどの岩礁域へ移動する。また季節によって棲家を変え、春や夏は浅場で、秋や冬は深場で生息する。昼間は岩陰で単独で生息しているが、夜になると群れをなして活動し、特に日没前後には活発になる夜行性の魚である。魚類や甲殻類などを捕食する肉食性で、マイワシやウマズラハギなどを特に好む。オスは2年、メスは3年で成魚になり、寿命は10年ほど。食味が大変良いため、釣りのメインターゲットにもなるほど人気が高い魚である。
体長は50cmを超える大型種で、和名どおり全身が黒い。目と唇の間に3本の棘があるのでキツネメバルと区別できる。日本と朝鮮半島、中国北部の沿岸域に分布し、浅い海の岩礁域に生息する。東日本では高級魚として扱われる。
クロソイの見た目の特徴・見分け方
体色は茶褐色~黒褐色であるが地域や個体などによっての変異が大きい。老成すると全身真っ黒になる。成魚のオスには肛門付近に生殖突起が突き出していることから、見た目でオスかメスか見分けることができる。幼魚は眼から2本の暗色帯が放射状に伸びる。棘が3つありこの点で他のソイ類と区別できる。体長は一般的なもので25~35cmほどで、大きいものになると50cmを超えるのもの存在する。鱗があまり強くない。
クロソイの食べ方・食味レビュー
ソイの仲間の中では一番美味しいと言われている。だが東日本および北日本で評価が高く、西日本、南日本での評価は低い。白身で肉質もよいが時間が経つと味が落ちる。身はさっぱりとした食味で口当たりも良いく、皮も非常に美味のため、霜降りのお造りにして食すのもお勧め。また、いい出汁がでるので鍋物や汁物に調理しても喜ばれる。火を通しすぎると身崩れがおこりやすいので煮付けなどにする際は注意が必要である。小型のものはまるごと唐揚げなどにしても美味しい。身以外では、肝・胃袋・卵巣なども非常に美味とされているので刺身などと一緒に食すのもおすすめである。
クロソイのレシピ動画
- クロソイのさばき方
- クロソイの煮付けの作り方
クロソイの生態域・分布
南日本・北日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海
クロソイの釣り方
釣り船・防波堤・ソルトウォータールアーフィッシング
クロソイの釣り場
内湾・岩礁・防波堤
クロソイの動画
Instagramでのクロソイの投稿
Twitterでのクロソイの投稿
クロソイ43cmキタアアア!!! pic.twitter.com/K5GjMr39Xj
— 釣りぬーぶKAITO (@miyagituriblog) February 11, 2020
名港にて
— ぱと(ねこ) (@armadillo_tree) February 12, 2020
あたりシブい日だったけどラストで35センチクロソイげっと pic.twitter.com/ZKGlai2U1N
一番デカかったクロソイ pic.twitter.com/6BI7Xjz5lu
— エンストかます芭蕉さん (@_Basyosan) February 8, 2020