アンコウ
アンコウの特徴
大きさが70cm~1mにまで成長する大型種。水深30~500mの海底に生息している。北海道以南のインド・西太平洋行きに棲む。水温は17~20℃までの低温を好む傾向があるが、12℃以下になるとほとんど生息せず、極度の低温は好まない。アンコウは手足のように変形したヒレで這うように海底を移動している。肉食性で、低底魚や甲殻類などを捕食する。海底の砂に潜り、頭についている突起(背びれの棘が変化した「疑似餌」)の先をひらひらさせて小魚を誘い、エサだと思い寄ってきた魚を丸呑みにする。産卵期は4~6月。市場への入荷量が多いわけではないが、値段は安い。
アンコウ(鮟鱇)とは、第1義には、アンコウ目中の、アンコウ科に分類される魚の日本語における総称である。しかし、アンコウ目全体をも指す。また、アンコウ科の中でも特に食用とするものだけを指す場合もある。アンコウ類はタラ類の近縁にあたる。アンコウ目は16科300種ほどであるが漁業資源となるのはアンコウ科に属するものだけである。アンコウ科には25種ほどが含まれ、すべてが海水魚で、そのほとんどが深海魚である。日本では、キアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)が主な食用の種である。両種は別の属に分類されているが、外見は良く似ている。外見的な特徴は頭部が大きく幅が広いこと。体は暗褐色から黒色で、やわらかく平たい。アンコウは水深30m-500mの砂泥状の海底に生息する。このことから、アンコウ目の魚類全体に対して底生生活のイメージが持たれているが、アンコウ目のうちチョウチンアンコウなどは深海域の150m-2500mの中層域に生息し、ハナオコゼのように表層に分布するものもある。日本の場合、安定して数多く獲れる地域でない限り、流通産業に乗せて大消費地に送り出すことの難しい魚種ではあり、地元での個人的消費に回されることも多い。
アンコウの見た目の特徴・見分け方
雄より雌の方が成長が早く大きくなる。体長は平均的には40cm程に成長し、最大で70cm程まで大きくなる。頭が大きく、体は平たい。アンコウの見た目はぶよぶよとしており、うろこもない。体色は、上面は茶色~赤褐色で、腹はピンクから白っぽい。口には鋭い歯を持つ。胴部から尾部にかけて細くなり、長さは頭部とほぼ同じになる。背ビレ棘の突起部分に疑似餌がついており、それを立てて揺らし、獲物をおびき寄せる。
アンコウの食べ方・食味レビュー
旬は冬で、市場では「クツアンコウ」と呼ばれることが多く、水揚げ量も多い食用魚である。捨てるところが少ない魚で、身だけでなく、肝や胃袋、卵巣、皮、ヒレ、エラまで食べられ、ほぼすべての部分が美味しい。肝は特に味がよく、「あん肝」と呼ばれ、「海のフォアグラ」とも言われるほど濃厚な味わいである。 ただし、あん肝に寄生虫「アニサキス」が寄生している可能性があるため、しっかり火を通すか冷凍を行うように。アニサキスを死滅させる目安として、60℃のお湯で1分間加熱するか、24時間以上-20℃以下で冷凍するとよい。 調理して食べる分には何の問題もないが、あん肝を生食で食べるときには特に注意が必要。どう調理しても美味しい高級魚だが、鍋などにして食べる「あんこう鍋」が人気である。
アンコウのレシピ動画
- 醤油ベースのアンコウ鍋
- アンコウのしゃぶしゃぶ
アンコウの生態域・分布
アンコウの釣り方
アンコウの釣り場
アンコウの動画
Instagramでのアンコウの投稿
Twitterでのアンコウの投稿
「東のアンコウ、西のフグ」と並び称される本県を代表する魚 #アンコウ🐟特徴的な見た目ながらさっぱりとした味わいでコラーゲンたっぷりの白身や脂が乗った肝は絶品🎶あんこう鍋を食べられる店&宿は→https://t.co/IybSym5AEw pic.twitter.com/cbt5ufUnNb
— 茨城県 (@Ibaraki_Kouhou) February 10, 2020
本日もはま水元気にオープンしてます!
— 合同会社はまから(おさかなひろば はま水) (@hamakara_llc) February 13, 2020
本日の水揚げはアンコウ3姉妹♀️
お嫁に行くのはどの娘かな?
久之浜でお待ちしています🙋🌊 pic.twitter.com/CnJNaXNQBd
大磯からアマダイ釣りに行って外道でアンコウ釣れたΣ(゚д゚;) pic.twitter.com/8kj5p7417s
— てっちゃん釣り垢 (@5IVKuoNJyqiph5r) February 11, 2020