テンス
テンスの特徴
東京湾および島根県以南の水深25m~30m以深のやや深い砂泥底に生息する。広い生息域を持つが、日本では暖かい海流のところを好んで生息している。そのため底生動物などを主に捕食する肉食性である。危険を感じたときや夜間は砂中に潜る。水族館で見かけることがたまにあるが、市場にもほとんど出回ることはなく知名度がとても低い魚である。定置網などで漁獲され総菜魚として食されるが、食用魚としてはほとんど扱われないが食味は良い。認知度が低いからか、値段は比較的安価で取引されている。旬は不明。漢字だと「点魚」と表記し、これは背ビレの真下にある黒い斑紋があることが由来していると言われている。
テンス(天須、Iniistius dea)は、ベラ科テンス属に属する魚の一種。背鰭の前2棘が長いことが特徴である。 別名はテンスダイなど(下記参照)。太平洋西部からインド洋東部(東インド諸島)の温暖な地域に分布。 日本近海では、南日本、特に太平洋側では東京湾以南、日本海側では島根県以南、東シナ海に分布。全長約35-40cm)。体はとても高く側扁で、鱗は大きい。背鰭と臀鰭基底に鱗鞘(英: scale sheath、鰭の外面を覆う鱗の集合体。)はない。頭部背縁は隆起線をなす。口角から前鰓蓋にかけて細く狭い溝がある。両顎歯は1列に並び、先端に2対の犬歯がある。前鰓蓋骨縁に鋸歯はない。眼の下に1-2列の小さな鱗がある。水深30m以上のやや深い砂泥底に生息する。砂底で底生動物などを食べる。夜、休息するときや危急時は砂中に潜る。食用となり、味は良いとされる。
テンスの見た目の特徴・見分け方
ベラの仲間の特徴であるように平たい体つきをしている。背ビレの第1棘と、第2棘が長く伸びる。体色は全体的に鮮やかな赤味を帯びている。背全部に黒色斑があるが、ない個体もいる。個体差が大きいが、不明瞭で薄い横帯も存在するものもいる。歯は鋭く、2対の歯は犬歯である。眼と口は小さい。見た目はイラによく似るが、斑紋と縞模様が違うことで見分けることができる。イラが胸ビレから背ビレにかけて縞模様が伸びるのに対して、テンスは背ビレの真下に一つの斑紋が存在する。また、口からエラブタにかけて溝があるなども見分ける際のポイントになる。体長は一般的には20cm~30cmほどに達する。
テンスの食べ方・食味レビュー
身が非常に薄いが、骨がしっかりしているため骨と身の離れがよい。ベラの仲間の中では食味が良い。脂ののりが程よく淡白な味わいなので様々な料理に活用することができる。皮はゼラチン質でプルプルなので鱗を取らずに食すこともできる調理法もある。下処理に手間がかからない。新鮮なものを刺身で食べる際は、テンスならではのプリプリの食感を味わうには寝かせずに即日食べるほうが美味しい。血合いはほとんど感じることができない。塩焼きはもっともポピュラーな食べ方で、鱗も取らず皮ごと焼いて食べることができる。煮付けにする際も鱗を取る必要はない。味噌漬けや唐揚げにしても美味しい。
テンスのレシピ動画
- テンスの昆布締め
- テンスのお刺身・揚げ焼き
テンスの生態域・分布
南日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海 ・琉球列島
テンスの釣り方
釣り船・投げ・ボート
テンスの釣り場
沖合・内湾・砂地
テンスの動画
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@solid4242 @1024kika 釣りだよ(≧◇≦) なかなか面白い顔してるでしょ?(笑) 大半はブダイってお魚。あとはハゲ(笑)@久々にこんなのも釣った←テンス pic.twitter.com/ve54fxxElg
— IRIS(せかんど、ふれいぁ) (@IRISmunyumunyu) October 13, 2013