マエソ
マエソの特徴
南日本の水深100m以浅の砂泥底に生息し、魚類、イカ類、甲殻類を捕食する動物食性の魚である。マエソの産卵期は3月~9月ごろまで。気温が上がると8月~12月頃までが最も多く水揚げされ、市場にも出回る。小骨が多く、調理も安易ではないため、価格は比較的安価だが一般の市場には出回りにくく、高級かまぼこなどの練り製品の原料として取り扱われることが多い。
体長40cmほど。背中側は褐色で腹側は白い。胸鰭が腹鰭に届くぐらい長く、尾びれの下半分が白いことでトカゲエソやワニエソと区別する。かつては Saurida undosquamis (Richardson,1848) とされていたが、側線鱗数や尾鰭上縁の黒点などで別種とされた。
マエソの見た目の特徴・見分け方
口は水平で、細くて小さい歯が無数に並ぶ。鱗は大きく、はがれ落ちやすいが、体表にはぬめりがある。体色は背側が茶色く腹側は白色え、体側に黒色点が縦列する。胸ビレは長く、後端は腹ビレ基底を超える。ワニエソと間違えられることが多くあるが、マエソは尾ビレの下の縁が白いことから見分けることができる。体長は30cm~40cm程度で全体的に細長く、目が大きいのが特徴的である。
マエソの食べ方・食味レビュー
白身で淡泊だが小骨が多い。中骨が2層に渡って並ぶため、普通にさばいても骨が残りやすく、一般家庭で食されることは稀である。練り製品の原料として加工される事が多い。トカゲエソやワニエソと味が似ているとされるが、中ではマエソは下半身の骨が少なく一番食べやすい。無数の小骨はさばくのに時間を要するが、3枚おろしにしたあとも小骨が残るので、ミキサーで小骨ごと砕くと手っ取り早くすり身に出来る。かまぼこやお吸い物の入れるすり身の他に、さつま揚げや刺し身にして食べる地域もある。
マエソのレシピ動画
- マエソのさばき方
- マエソのレシピ(薩摩揚げ)
マエソの生態域・分布
南日本・北日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海 ・琉球列島
マエソの釣り方
釣り船
マエソの釣り場
沖合・内湾・砂地
マエソの動画
Instagramでのマエソの投稿
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— 新江ノ島水族館 (@enosui_com) December 6, 2018
マエソ。
— 紀伊国亭 むじな 🦡ムジラー🦡 (@mujina_kinokuni) July 31, 2019
タイコノバチとかタイコノボウとよばれるらしい。 pic.twitter.com/ROlZkApPTp
今日のメインになっちまったカワイイ顔したヤツ、調べたらマエソって子でした\( 'ω')/サイズは大きい方が約39cm\( 'ω')/主に最高級カマボコやさつま揚げなどの練り物の高級原材料とのこと。刺身でも絶品なのだとか。ってことで今晩はさつま揚げ作ってみよー(о´∀`о) pic.twitter.com/Yg6oBh4AOP
— 俊 (@syun_Gt) April 29, 2018