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サワラ

海水

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サワラ(鰆)

サバの仲間

別名: サワラ・サゴシ・サゴチ・ヤナギ
科目: スズキ目サバ科

サワラの特徴

サワラは魚偏に春と書くように瀬戸内では春を告げる魚のひとつで、成長するにつれて呼び名が変わる出世魚でもある。関西では50㎝以下のものはサゴシ、60~70㎝はヤナギ、80㎝を超えるとサワラと呼ぶ。以前は西日本が主な生息域で、東日本ではあまり見られないとされていたが、現在では北海道の南部から九州まで広く分布するようになった。これは温暖化によって海水温が上昇したからではないかと考えられている。春~秋は内湾の表層を泳ぎ回り、冬になると温かい外海に移動する。餌は小型の魚類や甲殻類など。オスよりもメスの方が大きく成長し、寿命もオスが約6年なのに対しメスが約8年と長い。

Wikipedia

サワラ(鰆、馬鮫魚)、学名 Scomberomorus niphonius は、スズキ目・サバ科に属する海水魚の一種。細長い体の大型肉食魚で、食用に漁獲される。最大では全長115cm・体重12kgの記録がある。北海道南部・沿海地方から東シナ海まで、東アジアの亜熱帯域・温帯域に分布する。これらは日本海南部・黄海・東シナ海に分布する系群と、瀬戸内海から西日本太平沿岸に分布する系群の二つに分けられる。前者は黄海、後者は瀬戸内海を産卵場としている。春から秋にかけては沿岸の表層を群れで遊泳するが、冬は深場に移る。食性は肉食性で、おもにカタクチイワシやイカナゴ等の小魚を捕食する。産卵期は春から初夏で、何回かに分けて産卵を行う。仔魚は当初から鋭い歯をもち、自分と同じくらいの大きさの他魚を貪欲に捕食する。生後1年で46cmほどに成長し、以後は2歳68cm、3歳78cm、4歳84cmほどとなる。身の見た目はさほど赤くなく白身魚として取り扱われる事も多いが、成分から見ると赤身魚である。日本では一般に焼き魚、西京味噌を使った「西京焼き」、唐揚げ(竜田揚げ)などで食べられる。身が軟らかく崩れやすいので煮物には向かないと言われることもある。岡山県周辺では鮮度の良いものを刺身で食べる。香川県などではサワラの卵巣を使ってカラスミをつくる。まだ脂分が少ない年齢のサゴシは、出汁をとるための煮干しとして近年商品化されている

サワラの見た目の特徴・見分け方

大きさはだいたい1mで、細長く扁平な体形。名前の由来は「狭(さ)腹(はら)」で、スマートな姿からその名が付けられたと考えられている。本種は出世魚で、「サワラ」と呼ばれるのは80cmを超えてからであるが、この大きさになるのは孵化から3年経った頃である。体色は背がグレーがかった青で、腹は銀白色。口には鋭い歯がある。歯は仔魚の時期から生えており、仔魚は自分と同じサイズの他の魚も食べてしまう。成長は温かい時期に著しく、寒くなると停滞する。サワラ属の魚は日本近海に本種を含めて5種類いるが、体に7~8列の黒い斑点が並んでいる点、第一背鰭に20個前後の棘がある点が他の4魚種と異なる。

サワラの食べ方・食味レビュー

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名前の漢字から旬は春だと思われがちだが、地域によって旬が異なる。西日本は春、東日本は秋以降が旬。魚を選ぶ際は体表を見るとよい。新鮮なものは体につやがあって光をよく反射し、斑紋がくっきり見える。サワラは身が柔らかいため、捌く際には注意が必要である。また、新鮮なサワラは身が透明だが、すぐに傷んで白濁してしまう。新鮮なサワラはスーパーや料理店にはほとんど出回らないので、釣りで鮮度の良いサワラを手に入れたら刺身にするのがおすすめ。代表的なサワラ料理は身の新鮮さに関係なくおいしく食べられる西行焼きである。その他、照り焼きや魚ちり、ムニエルやフライにしてもよい。

サワラのレシピ動画

絶品フルコース!サワラで10品料理
サワラの西京焼き

サワラの生態域・分布

北日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海

サワラの釣り方

釣り船・防波堤・筏・カセ・ボート・ソルトウォータールアーフィッシング

サワラの釣り場

外洋・沖合・内湾・砂地・岩礁・防波堤

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