アブラハヤ
アブラハヤの特徴
本州各地に生息する淡水魚で、比較的水温の低い河川を好む。雑食性で微生物や水草などを食べる雑食性ではあるが、生息地や環境によって食性は様々である。泳がせ釣りの餌として使われることも多い。産卵期は4月~7月で、旬は秋から春頃であるが、内臓が苦いことから「ニガハヤ」と呼ばれ、食用の魚としては人気がない。ヤマメ釣りの外道として扱われ、嫌われている。数十匹の集団を作って産卵することもある。水温を低めに保った新鮮な水の中であれば飼育することも可能である。至適水温は17~20℃である。
アブラハヤ(油鮠、Rhynchocypris lagowskii steindachneri)はコイ目コイ科ウグイ亜科に属する淡水魚。鱗が小さく、体表のぬめりが強いことからアブラの名がある。日本の固有亜種。地方名:ハヤ、ミノー、ヤマガオ、ムギクソ、ドロクソ、クソッパヨ、アッパヘ。本来の分布域は、日本海側では青森県から福井県にかけて、太平洋側では青森県から岡山県の本州の河川、山地の湖沼。山地の湖沼や河川の中上流域の淵や淀みに生息する。低水温を好み、雑食性で底生生物や流下物、付着藻類などを食べる。幼魚は浅く流れのゆるやかな所で群れて生活し、成長すると淵や淀みに移動する。1970年代後半には北海道での生息が報告されているが、琵琶湖産コアユの稚魚放流に伴い移入された個体と考えられ、2000年代には道南の安野呂川(厚沢部川水系)に定着したことが北海道大学大学の研究グループにより報告された。体側に黒色の縦帯があり、タカハヤと比べ明瞭である。また、尾びれのくぼみがタカハヤに比べて深い傾向がある。一本釣りまたは、サビキ釣りで釣られる。餌は、サシか赤虫がよく使われる。小河川にも生息し子供でも容易に釣ることが出来る。泳がせ釣り用の活き餌として釣られることもある。また、小型のルアーでも釣れる。成長した親魚では骨が太くて硬いが、小ぶりなものは骨も細くて柔らかく、多少の苦みがあるが丸ごと食べられる。
アブラハヤの見た目の特徴・見分け方
体色は黄褐色で鱗は小さく、体には小さな黒い斑点があり、体側を走る縦帯が特徴的である。尻ビレと背ビレはほぼ同じ位置にある。体表はヌルヌルとしていることから「アブラハヤ」という名前がつけられた。体長は一般的には15cmほどであるが、メスの方がオスよりも大きく成長する。メスは産卵を行う際に砂底に穴を掘るので、そのために口の先が少し反り返っていてヘラのようになっている。見た目はタカハヤやウグイと似る。タカハヤとは縦縞模様の明瞭さで見分けることができ、模様が明瞭な方がアブラハヤで、不明瞭な方がタカハヤである。また、ウグイとは同じような模様を持つが、ウグイは体の下半分が赤くなっているのでその点で区別がつく。
アブラハヤの食べ方・食味レビュー
内臓は非常に苦いが、身は可もなく不可もない食味である。大きくならないことも要因となり、好んで食べる地域は無いが、天ぷらや焼き魚にして食べることが多い。骨が非常に柔らかいので丸ごと調理しても気にならない。基本的には加熱処理をしてから食すことが多い。天ぷらや焼き魚の他には、ざっこ蒸しという料理も酒のアテとして最高である。体表がヌルヌルなので、塩もみなどをしてヌメリを落としてから調理をするのが好ましい。アブラハヤは川魚で、寄生虫が生殖していた例は少ないが、寄生虫が生殖している個体も存在されているので、調理する際には要注意である。時には、脳や臓器、眼などに侵入している可能性もある。
アブラハヤのレシピ動画
- アブラハヤの天ぷら
- アブラハヤの塩焼き
アブラハヤの生態域・分布
南日本・北日本
アブラハヤの釣り方
投げ・フライルアーフィッシング
アブラハヤの釣り場
淡水・川・池・湖沼
アブラハヤの動画
Instagramでのアブラハヤの投稿
Twitterでのアブラハヤの投稿
ポケベイトで早速アブラハヤ釣りにGO!
— 八葉ユーマ/オーイシ茜/とりにクラフター (@haba_yuma) April 19, 2019
夕方から釣ってましたが4匹釣れて満足満足 pic.twitter.com/abAWvkLyfL
キビレ掛けたはええけどタモを忘れたことに気づく…
— S(釣)N(人) (@linkindogs1279) July 5, 2016
んで帰宅して
近くの川でアブラハヤ釣り(笑) pic.twitter.com/1k5yibaCLJ
アブラハヤ釣り楽しい(*´ω`*) pic.twitter.com/Vdy2ylVErt
— まる (@0810Papa) August 11, 2018