クロガシラガレイ
クロガシラガレイの特徴
北日本・北海道に生息し、水深は100m以下の浅い海を好み生息している。産卵は日本海の増毛地域(北海道の西部)で、2~3月に行われる。関東では市場でよく出回る大衆魚だが、一般的なクロカレイと混同され本種のクロガシラガレイという名称は一般的には知られていない。成熟するまでにオスは2年、メスは3年かかると言われており、オスのほうが成長が早い。クロガシラガレイの寿命は14年ほどである。日本においての主な産地は北海道で、市場への流通は多く、スーパーなどでも売られている。値段は比較的安価で、春にまとまって出回ることが多い。
クロガシラガレイの見た目の特徴・見分け方
体型は楕円形で平たく幅広い。有眼側の体色は黒みがかった褐色で、無眼側は淡いピンク色が混じった白色である。有眼側・無眼側ともに背ビレと尻ビレに黒っぽい数本の帯がある。体表は小さな鱗で体全体が覆われているが、眼の上には鱗がない。見た目はクロガレイに酷似するため混同されることが多いが、クロガシラガレイのほうがやや体高があり、尾びれの縁が白っぽくなる。また、体が胸ビレ周辺で大きく湾曲している。体長は30cm前後の物が多いが、最大で55cmほどに達する。「クロガシラガレイ」の名の通り、両眼は体の右側に存在する。また、両眼とも口の近くに集まっており、頭部は小さい。
クロガシラガレイの食べ方・食味レビュー
淡白な白身でクセがなく、身が厚いので煮物や焼き物など様々な調理法で美味しい。皮にもクセがないが、春に水揚げされるものの身にはやや水分が多く柔らかめである。関東では多く出回るため、食堂などでクロガシラガレイと知らずに食べられていることも多い大衆魚である。旬は子持ちとなる冬から春とされているが、身は夏場が旨さのピークを迎える。クロガシラガレイは真子(プチプチと粒状の魚卵)や肝が超絶品で、塩焼きにすると、真子の甘みやホクホクとした食感を堪能することができる。ただし鮮度の落ちが早いので注意が必要であるが、新鮮なものは刺身や寿司だねにして食すのもお勧め。調理法も見た目と同じくクロガレイに似る。
クロガシラガレイのレシピ動画
- クロガシラガレイのさばき方
クロガシラガレイの生態域・分布
北日本・日本海・オホーツク海
クロガシラガレイの釣り方
磯・防波堤・ソルトウォータールアーフィッシング
クロガシラガレイの釣り場
沖合・内湾・砂地
クロガシラガレイの動画
Instagramでのクロガシラガレイの投稿
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このサイズの
— 釣り太郎 (@turitarou114) June 4, 2019
クロガシラガレイだと
引きごたえが強烈すぎるね! pic.twitter.com/agdv0sJIaf
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— 旬の食材百科 (@syokuzaihyakka) July 7, 2018
クロガシラガレイ:主に北海道で獲れる中型のカレイで、背ビレと尻ビレにはマツカワガレイのように黒い帯状斑が並んでいます。カレイの中でも比較的安い総菜魚としてスーパーなどでもみかけます。
食材百科に写真と解説を追加しました。 pic.twitter.com/iwZvbdgci4
華麗にクロガシラガレイをゲット! pic.twitter.com/sgUvOg3wJN
— 麺男 (@men_oh) April 22, 2016