ヤナギノマイ
ヤナギノマイの特徴
北海道から新潟までの日本海沿岸、北海道から岩手県までの太平沿岸、その他にも鳥取県や能登半島、神奈川県などでヤナギノマイが確認されている。温帯の海域に棲むメバル属の仲間で比較的浅瀬の砂地や岩礁帯の低層を好んで棲む。他のメバル属と同様、卵胎生で群れを作って行動し、イカ類やアミ類、魚類などを捕食する肉食性の魚である。4月~7月に産仔する。比較的名を知られている魚ではあるが、天然海域の成長過程や寿命などについてはあまり知られていない。北海道の沖釣りでは一般的なターゲットで、沖五目船でよく船が出ている。ルアー釣りでは、小さめの魚ながら、引きがとても強いため、釣り人からは人気が高い。ヤナギノマイのみを目的とした漁は無いが、底曳網漁などの際に交じり、市場に流通する。北海道ではよく水揚げされるため、安価で取引される。
ヤナギノマイはスズキ目メバル科メバル属に属する魚類である。[2]学名は1880年にフランツ・ヒルゲンドルフによって命名された。 温帯に棲む海水魚で、棲息深度が16から300m,体長は大きいものだと37cmにまでなる。砂泥底の水域に棲息し、群れを成して生活する。他のメバル属と同様に卵胎生であるが、詳しい習性等は不明。目が張っている。頭部は端位。第1棘条は13棘、軟条は13~15軟条。尾鰭は湾入形で後縁に少し凹みがある。縁のない白抜き斑模様がある。生息域により、赤みがかった個体と茶色みがかった個体がいる。北西太平洋の日本北部、日本海(大陸側はピョートル大帝湾から、日本側は佐渡島から間宮海峡にかけて)、オホーツク海(北海道沿岸から南千島)にかけての海域に棲息する。 食用魚であるが、他の底生魚の漁獲時に混獲される所謂外道で、本種のみを目的とした漁は稀である。
ヤナギノマイの見た目の特徴・見分け方
体色は個体差が激しいが赤褐色や茶褐色に近く、体側には形の定まっていない不明瞭な暗色斑紋がある。水流や水圧を感じ取る側線が目立つのがヤナギノマイの特徴。背ビレの棘の本数は13本で、頭には棘を持たない。また、涙骨の棘は目立たず、下顎にはウロコがない箇所がある。体形はやや細長い形をしており、尾ビレの後縁部分が少しへこんでいる。側線有孔鱗数が30枚前後なので、その点でエゾメバルやヤナギメバルと区別できる。体長は30cmほどまで成長する。
ヤナギノマイの食べ方・食味レビュー
冬の時期が旬。透明感のある白身の魚で、クセはなく血合いは薄い。鮮度の落ちるスピードが早いので刺し身にして食べるのは釣り人の特権である。刺し身で食べる際は、釣り上げてすぐに活け締めにするとよい。身が適度に締まり、血合いが弱いため見た目も綺麗で味わいが深くなる。その他主に煮付けや焼き物などの料理にに向いている。唐揚げにしても鱗や皮などが香ばしく、身にほんのり甘みがあり、お酒によく合う一品になる。また、汁物にしても、出汁がよく出て美味しい。
ヤナギノマイのレシピ動画
- ヤナギノマイの握り寿司
- ヤナギノマイ 煮付け
ヤナギノマイの生態域・分布
北日本・日本海・オホーツク海
ヤナギノマイの釣り方
釣り船・磯・防波堤
ヤナギノマイの釣り場
沖合・内湾・砂地・岩礁
ヤナギノマイの動画
Instagramでのヤナギノマイの投稿
Twitterでのヤナギノマイの投稿
答❗ヤナギノマイ https://t.co/U2UCttQ8UY
— へんな魚おじさん (@_Sakana_Ojisan) January 29, 2020
本日のお魚🐟
— 十六夜にゃも@Hungry Tiger (@izayoinyamo) December 13, 2019
ヤナギノマイ
北海道で獲れるお魚。鮮度が落ちるのが早く安値な為か野締めが多い。なので関東に入ってくる時には身のハリとお腹を触って良し悪しをみる。
あらから良いダシは出るし、味は普通の白身魚なんだけど、もう少し流通しても良い気がする不遇の魚。#にゃも魚 pic.twitter.com/EW37r4bgiF
柳の舞(ヤナギノマイ)
— Bª-mBi🍺《気まぐれ人》 (@Bambi_0731) January 21, 2019
あまり流通していない魚ですね。
俺がよく行く鮮魚店には
たまに売ってるけどw
味は美味です。w pic.twitter.com/VILtjOsRSL