ウッカリカサゴ
ウッカリカサゴの特徴
宮城県から東シナ海にかけて分布している。沿岸の浅場にもいるが、カサゴよりも深い場所にいることが多い。サイズも大きくなり、全長は最大60cmに達するものもいるが、全長30cmに達していれば成魚である。カサゴと別種であることを「うっかり」見落としていたことが和名の由来。ウッカリカサゴは甲殻類や小魚、イカなどを捕食する肉食性の魚である。千葉県外房で「カンコ」、紀伊半島周辺で沖「ガシラ」などとも呼ばれている。 その他にも「オキガシラ」「オキボッコ」等の地方名をもつ。市場ではカサゴと同じように年中出回るが、旬は冬から春である。釣りの際、オニカサゴやタチウオと同じ内容のタックルで狙うことができる。
ウッカリカサゴ(学名:Sebastiscus tertius)はカサゴ目メバル科に属する海水魚の一種である。和名は同属種であるカサゴ(S. marmoratus)と混同しやすいことにちなんで命名された。ウッカリカサゴはカサゴ目のメバル科、カサゴ属(Sebasticus)に属する。 一般的には以下で述べるようなわずかな形態上の違いからカサゴと区別される。「本種の定義とされている、カサゴとの相違は決定的でない」として、本種の種としての有効性に疑問を呈する研究者もいたが、2001年に東シナ海におけるカサゴ属全3種について行われた研究では、遺伝学と形態学の手法を併用することで3種が区別可能であると示されている[7]。この研究では、形態上の特徴から本種と分類された標本の中にも、遺伝学的にはカサゴと分類するのが適当なものが少数含まれていることも分かった。このように実際には外見上の特徴のみから二種を厳密に区別するのは難しい。 本種の胸鰭の軟条数は19本であり、カサゴでは18本であることから二種の区別が可能である。 体色は橙から赤、褐色と変化に富み、水深の深いところでは赤味を帯びる傾向がある。体色面でもカサゴとの区別が可能である。本種はカサゴよりもぼんやりとした体色で、水深の深いところではカサゴよりも明るく薄い、橙色を帯びた赤色であることが多い。本種の体表には白い斑紋が散在し、暗色の縁取りがある。これに対しカサゴの体表には、斑点はあるものの縁取りはない。鯨骨生物群集の一員となることがある。鹿児島県野間岬においてマッコウクジラの死体を沈めて3年間追跡調査した研究では、本種とユメカサゴ(Helicolenus hilgendorfii)が魚類の中では最もよく見られ、鯨骨の周りにいる姿が3年間を通じて観察された。 卵胎生であり、仔魚を産む。性成熟時の体長について正確なデータはないが、雌雄ともに全長30cm前後ではすでに成熟しているとみられる。繁殖期は3月から5月で、繁殖期が開始するきっかけとしては水温よりもむしろ日長の影響が大きいことが示唆されている。
ウッカリカサゴの見た目の特徴・見分け方
カサゴと見た目が似ていることから以前は深場にすむカサゴと考えられていたが、1978年に種類が別のものとして分けられた。体色はカサゴと同様に赤みが強く、オレンジ色で明るいが、ウッカリカサゴは側線上方に、暗色で縁取りされている白く丸い斑点が無数に散らばっているのが特徴である。また、胸ビレの筋の数にも違いがあり、17~18本だとカサゴ、19本以上だとウッカリカサゴである。各ヒレには鋭いトゲがあるので扱う際には注意が必要である。ウッカリカサゴは口や頭部が大きく、深いところにいるものの方がより鮮やかな色味で、浅瀬にいるものは褐色がかった色味になる。
ウッカリカサゴの食べ方・食味レビュー
内蔵以外は食べられる魚であるため刺身、煮付け、汁物、唐揚げ、焼き物などさまざまな料理に向いている。ウッカリカサゴの身は透明感があり脂のりの良い白身である。アラからはいい出汁が出るので、鍋にしても美味。鮮度が良いものは皮目を軽く炙った霜造りにするのがお勧め。ウッカリカサゴの身は筋肉質で歯ごたえがしっかりしていて、しっとりした身が特徴であるカサゴとはこの点で違いがある。うま味はカサゴに少し劣る。釣った場合はすぐに食すのではなく、3日ほど寝かせてから調理するとイノシン酸が出てうま味が増すと言われている。
ウッカリカサゴのレシピ動画
- ウッカリカサゴの薄造り
- カサゴ&ウッカリカサゴ マース煮&姿造り
ウッカリカサゴの生態域・分布
南日本・北日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海
ウッカリカサゴの釣り方
釣り船
ウッカリカサゴの釣り場
沖合・内湾・岩礁
ウッカリカサゴの動画
Instagramでのウッカリカサゴの投稿
Twitterでのウッカリカサゴの投稿
時は来た...
— たむろく@タングステン教祖 (@matazerokaratam) September 21, 2019
冷たき異空のゲート(冷蔵庫の真空チルド室)の封印を解く。
白き衣(キッチンペーパー)を纏いし者よ。
我こそはタングステン教の教祖。
飢えた神(はらぺこなあたし)の名のもとに、その身を解き放て!
一週間の眠りから目覚めよ‼️
ウッカリカサゴたん👏‼️
召‼️
喚っ‼️ pic.twitter.com/vVqqR62ZUJ
連ツイ長くなってしまったんで辞めます。ところでこの子、ウッカリカサゴって言うらしいです。カサゴと似てるけど微妙に違うんですって。名前に「ウッカリ」って付くなんて可愛いですよね。 pic.twitter.com/aGYTa0a5OY
— しん (@smallstep12345) February 26, 2019
でっかいウッカリカサゴ釣れた〜!! pic.twitter.com/LqePLebuxn
— 釣りバカ (@yusukeye) July 17, 2019