タヌキメバル
タヌキメバルの特徴
北海道南部以南~山口県、高知県に分布している。漁獲量は北海道や青森などの北国で多い。水深50m~175mの岩礁域に生息する。タヌキメバルとキツネメバルは長年同種として扱われてきたが、2011年に別種であると判明された。しかし北海道では未だに、タヌキメバルとキツネバルを混同して「マゾイ」と呼ぶ。別種として扱われ始めたところなので中間的な個体の判断が非常に困難である。秋頃~冬頃に交尾を行い、夏頃に浅い沿岸で稚魚を産む。定置網や刺し網、釣りなどで漁獲されるがまとまって水揚げされるわけではない。また、タヌキメバルを専門に狙う漁はない。個数の前後はあるが市場には年中を通して出荷される。値段は食味が良いこともあり、比較的高値で取引される。
タヌキメバルの見た目の特徴・見分け方
体色は茶褐色もしくは黒褐色だが変異が大きい。体色が白い部分も複数みられ、鱗を剥がしたあとのような見た目の個体も存在する。無論、鱗は体表全体を覆っている。体側に幅の広い暗色横帯がある。尾ビレの後縁にはっきりとした白色帯がある。この点で近種のキツネメバルとは見分けることができる。体型はクロソイに似る。体長は一般的に40cmほどに達する。各ヒレは体長の割に大きく、棘は非常に硬く鋭いので扱う際には注意が必要である。下アゴが上アゴよりも突出して受け口になっている、また、唇も厚い。
タヌキメバルの食べ方・食味レビュー
クセや臭みがなく、程よく繊維質を感じる白身の魚。皮目が黒っぽいので見た目に華やかさはないが、脂ののりがよく食味は大変良い。新鮮なものは刺身で食べるのがお勧め。小型のものはうま味が少ないので、刺身で食べるなら大型のものが好ましい。小型ものは昆布締めにする。しかし、新鮮なものは産地でないとなかなか手に入らないので生食で食べる機会はほとんどない。身のほぐれが良いので塩焼き、煮付けが美味しい。また、ヒレやアラからはいい出汁がでるので汁物や鍋物にしても良い。その他には、姿揚げ、ポワレやムニエルなど様々な料理に調理される。
タヌキメバルのレシピ動画
- タヌキメバルのアラ煮と冷やし鍋
- タヌキメバルの刺身&アヒージョ
タヌキメバルの生態域・分布
南日本・北日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海 ・オホーツク海
タヌキメバルの釣り方
釣り船
タヌキメバルの釣り場
沖合・内湾・岩礁
タヌキメバルの動画
Instagramでのタヌキメバルの投稿
Twitterでのタヌキメバルの投稿
続いては日本海ジギング!
— 伊丹 章 (@akiraitami) May 14, 2019
食卓でも人気、良型のタヌキメバルGET!
撮影会のスタートです(^○^) pic.twitter.com/eGoDUrlxta
第一魚種目、タヌキメバル34センチ pic.twitter.com/BtiAff6NFh
— 勝海 (@ka23_f) March 17, 2016
タヌキメバルさん、こんにちは。 pic.twitter.com/EvMfKo50kD
— ふりぃ!! (@free_1091) July 7, 2019