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ナンヨウキンメ

海水

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ナンヨウキンメ(南洋金目)

キンメダイの仲間

別名: ヒラキンメ・ナンヨウキンメ
科目: キンメダイ目キンメダイ科

ナンヨウキンメの特徴

深海魚で、水深200m~500mに生息しているが個体や地域によって生息域に差がある。キンメダイとは生態も似ている。ナンヨウという名だが、日本近海の広い範囲に生息している。しかし南の海の暖かい海域に生息していることが多いのでこの名前が付けられたと言われている。至適水温は24℃前後であると言われている。小魚や甲殻類、頭足類などを主に捕食する肉食性である。一時期にまとまって市場に出回るので、その時期は、キンメダイに比べると少し安く入手できる。近年沖縄などでは専門に狙う釣りも増加傾向にある人気のターゲットである。釣り以外では底引き網などで漁獲される。

Wikipedia

ナンヨウキンメ (学名: Beryx decadactylus )はキンメダイ科に属する深海性の中型海水魚である。熱帯・亜熱帯を中心とした世界中の海に生息し、日本にも南日本を中心に生息する。本種は眼が大きく、楕円形で強く側扁した体型を示す。体高が高く、体長は体高の1.9-2.5倍程度である[6][7]。最もよくみられるのは全長35 cmほどの個体であるが、最大で全長100 cmに達するともされる。記録されている最大の体重は2.5 kgである。幼魚では頭部の眼前に強大なとげがあるが、成魚ではあまりみられない[8]。背鰭は4棘条18-20軟条から、臀鰭は4棘条25-30軟条からなる。体色は背側では深赤色で、腹側では橙色を帯びる。その他の部分は主に銀色を帯びたピンク色で、胸部はやや黄色味を帯びる[8]。口腔内と鰭は鮮やかな赤色である[4]。このように鮮やかな赤い色は、赤い光が届きにくい深海環境への適応としてキンメダイの仲間以外の多くの種でもみられるものである。ナンヨウキンメは亜熱帯・熱帯域を中心としながらも世界中に生息し、北緯70°から南緯48°までの海域で報告されている。大西洋では北はグリーンランドやアイスランドから南はブラジルや南アフリカまで生息が確認されている。西太平洋での記録は比較的少ないが、これはこの地域で深海における漁業があまり行われていないためだと考えられており、実際には相当数が生息しているとみられる。

ナンヨウキンメの見た目の特徴・見分け方

体色は鮮やかな紅色で、大きく輝いた眼を持つのが特徴。各ヒレなどもすべて鮮やかな紅色であるが、体表は光の反射によっては銀色混じりの紅色に見えることがある。プルプルの透明な眼球の周りはオレンジや黄色に光りを反射している。尾ビレの中心部は深く切れ込んでおり、二叉になっている。鱗のサイズが大きいため、数自体は少ない。見た目は、キンメダイに似ているが、ナンヨウキンメの方が側扁していて体高が高く、平たい。また、ナンヨウキンメには涙骨に鋭利な棘がある。頭部の棘はさらに強大である。体長は30cm前後が一般的であるが、大きいものになると50cmほどのものもいる。

ナンヨウキンメの食べ方・食味レビュー

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キンメダイに比べ脂が少なくあっさりしている印象だが、刺し身にしても火を通しても非常に美味。刺身として食す際は、見栄えの良い皮目を活かして皮霜造りにするのがお勧め。皮目にはうま味や甘みも詰まっているためである。カマの部分は捨てずにかぶと焼きにするか、出汁をとってブイヤベースにするのも良い。煮付けにする際は、中火で一気に煮上げるのがポイント。こうすることによって身がふっくらと仕上がる。真子と肝も非常に食味がよい。大味ではあるがクセがなく、身と共に煮付けるのがお勧め。キンメダイよりも体高が高いので、肉の付きが良く歩留まりが良いが、身自体は血合いが弱くキンメダイよりも赤みが少ない。

ナンヨウキンメのレシピ動画

ナンヨウキンメのさばき方

ナンヨウキンメの生態域・分布

南日本・北日本・日本海

ナンヨウキンメの釣り方

釣り船

ナンヨウキンメの釣り場

深海・外洋

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