アカイサキ
アカイサキの特徴
イサキと言う名前だがハタ科に属する。暖海性の魚のため、ハワイ諸島、オーストラリア、チリ等に広く分布しており、日本では南日本に多く、水深80~200mの岩礁帯や砂礫底に小さな群れを形成し、生息している。産卵期の冬場にはオスを中心としたハーレムを形成していると考えられている。肉食性で、小魚やエビ、イカなどの甲殻類を捕食している。釣りをする際は、身エサや海エビなどでアマダイやイトヨリダイを狙っている際にに掛かることがある。そのため、釣りの対象魚としての知名度も高い。体長は大きくなっても40㎝程度の大きさ。概ね30㎝程の大きさまではメスとして生き、その後大型になるとオスに性転換する雄雌同体の魚である。
アカイサキの見た目の特徴・見分け方
ハタ科の魚にしては、体高があり体はマダイのように扁平する。背ビレは前部の棘条から後部の軟条までは途切れず連なっており、棘条部の長さは軟条のものとほとんど同じであるか、少し短い。アカイサキの尾ビレの後端は直線的かやや丸みを帯びている。オスの方が大きく派手で、メスは小さくてやや地味。メスは全体が黄味がかった赤で、背ビレ近くに数個の褐色の斑紋があるが、成熟しオスに転換するとこの斑紋は消える。オスの体色は全体に黄味がかったピンク色、不規則な黄色の縞があり、眼を通る数本の黄色い帯がよく目立つ。背ビレ棘条後半辺りに明確な黒い斑紋がり、全体に派手な色彩となる。
アカイサキの食べ方・食味レビュー
旬は寒い時期である。クセが無く脂が少ない淡白な白身。鱗は小さくて硬く取りにくく、皮は厚みがあり硬い。 料理方法の工夫次第では美味しく食べられ、刺身は薄造りにすると美味。味はやや薄いのでフライや蒸し物にも向いており、焼き物では味噌漬けがよい。加熱調理すると身が締まりやすく、身が骨から剥がれやすくなるので、三枚におろしてから調理するのがおすすめ。 メスよりオスが大きく、美味しい。アカイサキを選ぶ際は、腹を触るとしっかりとした硬さがあり、体色が色鮮やかで艶があるもの、また、目が澄んで綺麗なものが新鮮な証拠である。また、エラ蓋を開けてみて、中のエラが鮮やかな赤色なのも新鮮な証拠。濁ったクリーム色や茶色くなっているものは生食には不向き。
アカイサキのレシピ動画
- アカイサキの煮付け
アカイサキの生態域・分布
南日本・東シナ海
アカイサキの釣り方
釣り船・ボート
アカイサキの釣り場
外洋・沖合・砂地・岩礁
アカイサキの動画
Instagramでのアカイサキの投稿
Twitterでのアカイサキの投稿
アカイサキ♀@暖流の旅:脊索動物門 条鰭綱 スズキ目 ハタ科 アカイサキ属.全長40㎝.兵庫県‐相模湾以南,~オーストラリア,チリ等の大陸棚縁辺岩礁域.体は側扁.背鰭に欠刻が無い.背鰭軟条数19-21.♀は背鰭基底に数個の暗色斑.#マリンピア日本海 #新潟 #水族館 #深海 pic.twitter.com/SBmtaU004X
— 新潟市水族館マリンピア日本海 (@marinepia) March 22, 2018
https://t.co/GQgPvBvhYb
— 旬の食材百科 (@syokuzaihyakka) January 8, 2019
アカイサキ:名に”イサキ”と付きますがイサキ科ではなくハタ科アカイサキ属の魚で、赤くきれいな体色は雄と雌で違いがあります。味的にはやや個性にかけますがクセが無く淡白な白身で、和洋中問わず色々な料理に使えます。
食材百科に雄の写真を追加し更新しました。 pic.twitter.com/prODvC5yzm