スケトウダラ
スケトウダラの特徴
日本近海で漁が行われ、日本でも重要な水産資源として利用されているが、漁獲量は年々減少している。主な漁獲方法は、底引き網、刺網、延縄などである。また、沖釣り専門のターゲットでもある。オホーツク海など、水温の低い海を好んで水深2,000m程の中層域に生息する。約2年で成熟し、成長とともに深海に生息するようになる。肉食性で貝類、甲殻類などを好んで捕食する。寿命については不明だが、15年ほどという説もある。アニサキスやニベリニアなどの寄生虫を保有している個体もいるので食す際は十分に注意が必要である。スケトウダラは様々な地方名をもつ。「ゲンスケ」「ナツオトダラ」「シラミダラ」「スケドオ」などがその一例である。
スケトウダラ (介党鱈、鯳、Theragra chalcogramma、英: Alaska pollock)は、タラ目タラ科に属する魚類。スケソウダラ(介宗鱈・助惣鱈)とも呼ばれる[1]。北太平洋に広く分布するタラの一種で、重要な漁業資源となっている。北太平洋に広く分布し、その範囲は日本海、茨城県以北の太平洋沿岸、オホーツク海、ベーリング海、カリフォルニア州沿岸までとなっている。しかし、広い範囲を回遊せず比較的狭い範囲の群れを形成していると考えられている。 産卵期以外は水深500 mまでの沿岸や大陸棚斜面の海底近くに生息する。最も多いのは水深200 m 前後。海水温が低下する産卵期には、浅場や海面近くに現れることもある。3歳以上で性成熟し、産卵期は海域によって異なり12月から翌年3月、分離沈性卵を産卵する。稚魚は春先の藍藻類の大増殖期の頃に孵化し、成長すると沖合の深い海域に移動する。年級と魚体の大きさの関係は、4歳 36cm 499g、5歳 41cm 525g、6歳 44cm 592g、7歳 47cm 660g。
スケトウダラの見た目の特徴・見分け方
体長は平均して70cm程度。大きなもので、1mにまで成長し、体重も1.5kg程度にもなるものもいる。外見はマダラに似ているが、スケトウダラは目が大きく、口ひげが目立たず(短いが存在はする)、一回り小さいのでこの点で見分ける。背ビレを3つ、尻ビレを2つもつ。下アゴが上アゴよりも前方へ突出しており受け口になっている。体側には細い縦帯がある。体色は全体的に茶色がかった褐色だが、お腹の部分は白い。体型はスマートで細長く、体高は高くない。
スケトウダラの食べ方・食味レビュー
すり身などの原料として非常に重宝されている。昔は痛みやすいために捨てるしかなかったが、近年では冷凍技術が確立し、美味しく保存できるようになったため、安い白身魚として市場に出回ることが増えた。また、スケトウダラの卵巣は一般的な「タラコ」としてよく食べられ、今や高級品である。辛く加工された「明太子」も非常に人気が高い。また、白子の食味も大変良いので様々な調理法で料理される。身は白身で水っぽいが柔らかく、クセがない。熱を通してもかたく締まりはしないが、煮くずれしやすいので汁物などに向く。味噌との相性が抜群なので味噌汁や煮付けなどがお勧め。干物にすると水分が抜けるのでうま味が増して美味しい。旬は冬。北海道などではチャンチャン焼きなどに調理され家庭の食卓を盛り上げる。
スケトウダラのレシピ動画
- スケトウダラ さばき方
- スケトウダラのかまぼこの作り方
スケトウダラの生態域・分布
北日本・オホーツク海
スケトウダラの釣り方
釣り船
スケトウダラの釣り場
深海
スケトウダラの動画
Instagramでのスケトウダラの投稿
Twitterでのスケトウダラの投稿
スケトウダラ〈タラ科〉
— 日本の海水魚bot (@nihon_osakana) February 7, 2020
レア度
自:★★☆☆☆
水:★★★☆☆
スケソウダラとも。卵巣はたらこや明太子として広く知られ、親も練製品の重要な原料である。成魚が幼魚に対して共食いを行う、地域によって生息水深が違うなどその生態は独特。pic.twitter.com/gNLqmaHTEY
傘が役に立たない風雨の中、浅虫水族館へ。地元の魚、とりわけマダラ、スケトウダラが最高だった。今まで見てきた中でも一番いいかも。 pic.twitter.com/8wG4GeIM2y
— ミストラル (@mistralQV) May 11, 2016
昨日、恒例のスケトウダラ釣りに行って来ました🎣
— 市立室蘭水族館(冬季休館中) (@muroranaqua) January 11, 2020
春の開館時には針傷も癒えて皆様にお見せ出来るようになると思います。 pic.twitter.com/1KSN1SdlSY