クロウシノシタ
クロウシノシタの特徴
北海道小樽~南シナ海に分布しており、沿岸や内湾の水深10~60m程の浅い砂底に棲んでいる。小型甲殻類、多毛類、二枚貝などを食べる肉食性である。成魚に成長するにつれて、体の両側に左右対称にある眼が、左側へ移動する。またその時期に胸ビレもなくなる。成魚へと成長すれば、海底へ移動し砂底で生息するようになる。遊泳は得意でないので活発に動き回らず、生涯を同じ砂底で過ごす。釣りで専門的に狙われる魚ではない。シロギス釣りなどの外道として扱われる。関西地方よりは関東地方に多く流通しており、年中を通して味に変動がないため、市場には通年出回っている。
クロウシノシタ(黒牛の舌、学名:Paraplagusia japonica)は、カレイ目ウシノシタ科に属する魚類の一種。 高級食用魚として知られるシタビラメ類の仲間で、単に「ウシノシタ」と呼ばれることもあるほか、「クツゾコ」「ゲンチョウ」など多くの地方名をもつ[1]。 クロウシノシタは日本から黄海・東シナ海・南シナ海にかけての沿岸部に生息する海水魚である[1]。水深20-65mの砂泥底で暮らす底生魚で、甲殻類や貝類を主に捕食する。仔魚は浮遊生活を送るが、産卵から仔魚期、また変態を果たしてから成魚に至るまでの過程は、すべて同じ沿岸域で完結するとみられている。眼は体の左側にあり、非常に小さい。背鰭・臀鰭は黒色だが辺縁は白いこと、唇にヒゲ状の突起をもつことが他のシタビラメ類との鑑別点となる。鰭には棘条がなくすべて軟条で構成され、背鰭・臀鰭の鰭条はそれぞれ105-119本・84-97本。側線はよく発達し、椎骨は41-44個。 食味は良く、底引き網・定置網などで漁獲される水産重要種である。
クロウシノシタの見た目の特徴・見分け方
有眼側の体色は茶褐色~黒褐色で、無眼側は白いが、背ビレ、臀ビレは黒い。唇に触髭(しょくしゅ)と呼ばれるひげがあり、胸ビレはない。体型は長い楕円形で平たく、眼の下には棘のような突起が無数並んで存在し、歯のように見えるが大きく開く口があるのは無眼側。体表には細かい鱗があり、体全体が覆われている。クロウシノシタは眼が上になるようにおくと、左側眼であるのも特徴の一つである。見た目はアカシタビラメとよく似るが、クロウシノシタのほうが体色が黒っぽく、無眼側は白い。一方アカシタヒラメは、有眼側無眼側共に赤みがかっているので、それらの点からどちらの魚なのかを見分けることができる。体長は一般的には25~30cm程度であるが、大きいものであると体長35cmを超えるクロウシノシタもいる。
クロウシノシタの食べ方・食味レビュー
日本料理よりはフレンチなどによく利用される。そのため調理法としてはムニエル、バター焼きが定番。ムニエルでは皮のパリパリとした食感も感じられるので、皮をつけたまま調理するのが好ましい。近年では日本でも食べられる機会が多くなった。干物や塩焼き、煮付けにしても美味しく食べることができる。骨ごと食べられるので小型のものであればまるごと唐揚げにするのもお勧め。惣菜用の魚としても多く利用されている。身が薄いため刺身は大型のもののほうが向いている。甘みや旨味が強く、舌触りも良い。身離れがよく食べやすいが、その分身が崩れやすいので鍋物にはあまり向かない。
クロウシノシタのレシピ動画
- クロウシノシタの煮付け
- クロウシノシタのさばき方
クロウシノシタの生態域・分布
南日本・日本海・瀬戸内海・東シナ海 ・琉球列島
クロウシノシタの釣り方
釣り船・投げ・ボート
クロウシノシタの釣り場
沖合・内湾・砂地・河口
クロウシノシタの動画
Instagramでのクロウシノシタの投稿
Twitterでのクロウシノシタの投稿
結局、謎の魚改めクロウシノシタは3枚釣れました笑 pic.twitter.com/KOibX8HI9w
— ヒロッスィ(you) (@metal4649) September 7, 2019
クロウシノシタ…(*_*) pic.twitter.com/kmf6xHW2XH
— よしあき (@breeze0322) April 24, 2019
本日のお魚🐟
— 十六夜にゃも@Hungry Tiger (@izayoinyamo) January 25, 2020
クロウシノシタ
通称シタビラメと呼ばれる。フランス料理でも主にムニエルとして登場する。🇫🇷
40cm程になり比較的入荷は多い方で、たまに小売店なんかでも見かける事がある。
上質な白身だが皮にほんのり臭みがあり、料理する時には剥いで使うと良い。#にゃも魚 pic.twitter.com/ZpXwaNOyKg